ガラージはプラス株式会社が運営しています。

vol.48

実践!オフィス家具×レイアウトで作る”新しい社内コミュニケーション”

テレワークをはじめとした昨今の働き方の変化により、職場でのコミュニケーション不足を感じている方も多いでしょう。今回は、これからの時代の社内コミュニケーションに対応するオフィス作りについて、家具×レイアウトと施策の両面からアプローチ。Garage(ガラージ)の運営会社プラス株式会社の事例もご紹介します。

職場でのコミュニケーションの変化と課題

働き方改革やコロナ禍により、働き方が大きく変化しました。それにともない、オフィスの在り方やコミュニケーションの形にも変化が現れています。

部署を超えたコミュニケーションが一般化

かつての職場コミュニケーションは、部署を中心に考えられていました。しかし、近年では、事業環境の変化に迅速に対応するため、部署単位ではなくプロジェクトごとに業務を進めることも増えています。

加えて、働き方の多様化やICT(情報通信技術)の発達により、フリーアドレスやABW(Activity Based Working:仕事内容に応じて働く場所を選択)の導入も進み、部署の枠を超えた”オープンなコミュニケーション”が重視されるようになっています。

リアル×オンラインのハイブリッド化

コロナ禍を経て、オフィスはリモートワークと出社のハイブリッド化が進み、社員同士が顔を合わせる機会が以前より減少しています。そこで課題となっているのが、”コミュニケーションの不足”です。

 オンラインでのコミュニケーションツールでは対面のような偶発的なやり取りが難しいため、出社時に顔を合わせた際のコミュニケーションの重要性がさらに高まっています。

社内コミュニケーション活性化のメリット

社内コミュニケーションは、業務を円滑に進めるためだけのものではありません。

特に近年では、仕事に関わるフォーマルコミュニケーションに加えて、業務外の日常的な会話であるインフォーマルコミュニケーションも重要視されています。

社内でのコミュニケーションが活性化すると、以下のようなメリットがもたらされます。

パフォーマンス向上

コミュニケーションが活発な職場では、情報や知識の共有がスムーズに行われるので、生産性の向上が望めます。

また、コミュニケーションを重ねることは、良好な人間関係の構築や心理的安全性を高めることにも有効です。

一人ひとりが実力を最大限に発揮できるようになり、モチベーションやエンゲージメントの向上にもつながります。

イノベーションの創出

社員同士のコミュニケーションが上手くいっている環境では、意見やアイディアを出しやすくなります。

日常のふとした会話から新しいビジネスアイディアが生まれることも多く、イノベーション創出のきっかけにもなるでしょう。

コミュニケーションを活性化させるオフィスレイアウト

社内でのコミュニケーション活性化を目指すには、”コミュニケーションが生まれやすいオフィスレイアウト”を取り入れるのがおすすめです。具体的な施策例を紹介します。

動線を考えたデスク配置

従来、日本のオフィスの主流であった部署ごとにデスクを向かい合わせる対面式(島式)レイアウトは、部署外や席が離れた人とのコミュニケーションが難しくなります。

画像(左)fantoni GXデスク、(右)fantoni GTデスクワゴンセイルチェア

デスクをクロス型やブーメラン型に配置すれば、オフィス内に回遊する動線ができ、多くの人と接触する機会を増やせます。

フリーアドレス・グループアドレスの導入

画像(左)NSデスクSeries1チェア、(右)fantoni GTデスクワゴンセイルチェア収納庫天板

固定席を設けないフリーアドレスや、部署のエリア内で自由に着席場所を選べるグループアドレスの導入も、コミュニケーション活性化に有効。

座席位置や部署にとらわれず、流動性の高いコミュニケーションが生まれます。

働き方に応じたレイアウト設計

画像(左)D3デスクSeries1チェアGPパネル、(右)GS1ソファーfantoniGLデスク

個人が集中できるスペースや、1on1用のスペース、自由に使えるミーティングスペースなどの働き方に応じたレイアウトを設けることで、コミュニケーションがスムーズになります。

開放的なコミュニケーションが必要な場所には大型のテーブルを。集中スペースを設けるにはカウンターやブースを設置したり、パーティションやグリーンなどで空間を区切ったりする方法が有効です。

リフレッシュスペースの設置

仕事中に一息つけるリフレッシュスペースの設置は、作業効率のアップが期待できます。

インフォーマルコミュニケーションの場になり、普段関わる機会のないメンバーとの交流が進みやすいこともメリットです。

ワークスペースとは雰囲気を変え、カジュアルな雑談も可能なテーブルやソファなどを取り入れると良いでしょう。1坪ほどのスペースから導入できるカフェユニットの活用もおすすめです。

プラス株式会社の職場コミュニケーション 【事例紹介】

社内コミュニケーションの活性化には、コミュニケーションがしやすい環境を整えるだけでなく、環境をどう活用していくかまで踏み込むことが大切です。

ここからは、プラスが実践するオフィスづくりと、職場でのインフォーマルコミュニケーションを生み出すための取り組み事例を紹介します。

自然なコミュニケーションを引き出すオフィス作り

PLUSの新オフィス「PLUS DESIGN CROSS」は、PLUSが提案するピアレンス(「PEER(仲間)」+「positive influence(好影響)」)のコンセプトを踏襲し、固定席を設けないフリーアドレス制を採用しています。

ポイントは、コンセプトの異なる2つのオフィス(「SOUTH WING」と「NORTH WING」)を設置していること。ハイブリッドワークに対応し、出社時のコミュニケーション機会を最大に活かせるゾーニングやオフィス家具、設備を導入しています。

・SOUTH WING:ラボやライブラリなど、共創スペースを多く取り入れたオフィス。カラーサンプルなどの資料を確認できるスペースと作業エリアにドアや壁がなく、シームレスな設計になっていることも特徴のひとつ。

 ・NORTH WING:”誰”と”どんな仕事”をするかによって仕事環境を選べるオフィス。1人で集中できるBOXタイプの座席や、カジュアルに話し合いができるカフェスペースなど、様々な仕事空間を提供しています。


2つのオフィスの間には「サロン」と呼ばれる、森をイメージした緑豊かな共有スペースが存在。製品の展示やイベント・他企業様との自然なコミュニケーションを引き出す場となっています。

サロンからは「テラススペース」に出ることも可能。仕事やリフレッシュなど、フレキシブルに利用することができます。

インフォーマルコミュニケーションを活性化する取り組み

コミュニケーションの場があっても、実際にコミュニケーションが活発になるには、その場をどう使うかがカギ。プラスでは、以下のような取り組みを実施することで、社内コミュニケーションの活性化に成功しています。

・写真展:コミュニケーションスペースやオンライン掲示板に、思い出のプライベート写真を掲示するイベント。職場では見られない一面を知ることが、会話のきっかけとなっています。

・社内パーティー:料理やお酒を用意した社内パーティーを開催し、仕事で関わる機会があまりない人との交流機会を設けています。季節イベントを取り入れることで変化を持たせ、毎回楽しめるように工夫しているのがポイントです。

・あいさつリレー:代表者が毎週月曜日にオフィス内を周って全員に挨拶する取り組み。代表者はリレー形式で全員にバトンタッチしていくので、全員と話す機会になり、心理的な距離感を縮めています。

・サンクスツリー:感謝の気持ちを手書きしたカードを掲示する「ありがとうの木」。日頃顔を合わせるメンバーはもちろん、他拠点のメンバーにお礼を伝える機会としても活用されています。

Garageでは、ご要望に沿ったオフィス家具のご提案だけでなく、オフィスレイアウトや内装、空間全体のデザインも承っています。仕事場の環境やコミュニケーションに課題を感じているなら、ぜひご相談ください。

次回もお楽しみに!

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