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vol.58

オフィスチェアのロッキング機能とは?種類や調整方法・おすすめの椅子も紹介

オフィスチェアの多くに備わっているロッキング機能。長時間のデスクワークによる体への負担を軽減できますが、うまく活用できていない方もいるでしょう。今回は、ロッキング機能の仕組みや使い方について、Garage(ガラージ)おすすめのチェアとあわせて紹介します。

目次

ロッキング機能とは?

オフィスチェアに備わっているロッキング機能とは、体の動きや体重の移動にあわせて、背もたれや座面が動いて体を支える機能のことです。

ロッキングとは揺れる・揺り動かすという意味で、リクライニングのように角度を固定するのではなく、体をもたれることで背もたれなどが動きます。オフィスチェアのほか、長時間座り続けることの多いゲーミングチェアにも多く搭載されています。

ロッキング機能のメリット

ロッキング機能が付いたオフィスチェアは、体の動きに合わせてチェアが動いて体圧が分散されるため、体に負担がかかりません。大腿部への圧迫が軽減され、エコノミー症候群にもなりづらいです。

また、ロッキング機能を使って体を伸ばせば、リラックスも可能。長時間座っていても体が疲れにくくなります。座ったまま体を動かせるので、腰痛の軽減にも役立つでしょう。

ロッキング機能の種類

ロッキング機能には、大きく背ロッキング・背座一体ロッキング・シンクロロッキングの3種類があります。

背ロッキング

椅子にもたれたときに、背もたれのみがロッキングするのが背ロッキング。座面と背もたれが離れた、比較的安価なオフィスチェアにも備わっています。

背座一体ロッキング

背もたれと座面が一緒に動いてロッキングする機能。主に背もたれと座面が一体となっているチェアに搭載されています。

シンクロロッキング

ミドル~ハイクラスのオフィスチェアを中心に搭載されているのが、背もたれのロッキングと一定の割合で座面の角度もロッキングされるシンクロロッキング。

背もたれに寄りかかったときに座面も動き、腰が前にずれません。太腿が圧迫されず、背中のS字カーブをキープしたまま楽な姿勢を取れるため、快適性にすぐれています。

シンクロロッキングは、メーカーごとにさまざまなアプローチを行っていることも特徴です。

【シンクロロッキングのオフィスチェア】

・オートフィットシンクロロッキング(コクヨ)
座る人の体重にあわせてロッキング強度を自動調節。どの角度でも安定したバランスが取りやすい反力特性にこだわり、姿勢にスムーズにフィット。

・アンクルムーブ・ヒップチルトシンクロロッキング(イトーキ)
背もたれに寄りかかると、くるぶしを支点として座面と背もたれが連動して傾斜。姿勢がずれることなく、腰と背を常に安定してサポート。

・アンクルチルトリクライニング(オカムラ)

くるぶしを中心として、背と連動して座面がスライド。膝裏への圧迫や腰部の違和感なくリクライニング可能。

オフィスチェアのロッキング機能の使い方と調整方法

高機能オフィスチェアでは、ロッキングの硬さや範囲の調節、固定などに対応しているものもあります。自分にあった調整をすることで、より快適に使えます。

ロッキングの調整方法

ロッキングの硬さは、どのくらいの力で寄りかかるとロッキングできるのかを調整する機能。

最適な硬さは、寄りかかったときに背もたれがゆっくりと最後傾する程度。小柄な人は柔らかく、大柄な人は硬くしておくと、余分な力をかけずにロッキングできます。

ロッキングレンジは、背もたれが倒れる範囲を設定できる機能で、主に高機能チェアに採用されています。一般的には数段階の設定が可能で、後傾した状態で固定できる機能を持つチェアもあります。

体重感応式なら自動調整が可能

体重感応式のオートアジャストロッキング機能を搭載したロッキングチェアは、座る人にあわせてロッキングを自動調整できます。

近年、固定席を設定せず、フリーアドレスを採用しているオフィスも増えています。フリーアドレスでは同じ場所に座るわけではないため、固定席のように自分好みに椅子を調節しない人も多いでしょう。

体重感応式のロッキングなら、ロッキングの調整が不要。フリーアドレスなど不特定多数が使うオフィスチェアに導入すれば、誰でも自分にあった状態で座れるのでおすすめです。

ロッキング機能付きのオフィスチェアおすすめ5選

ロッキング機能付きのオフィスチェアは数多くあり、違いが良くわからないという方も多いのでは。ロッキング機能付きのおすすめのチェアを5つ、詳しい機能に触れながら紹介します。

体にフィットし快適な座り心地:Renaチェア

機能美を感じさせるシンプルなデザインでどんな場所にも馴染む「Renaチェア」。カラーや背もたれ素材、脚や肘の形状などをカスタマイズでき、1万通り以上の組み合わせが可能。働く場所にあったチェアを選べます。

体格に合わせてたわむインナーシェルと、くるぶし支点のシンクロロッキング機能により、座る人や姿勢にあわせて椅子がフィット。ロッキング時には、体の自然な形をキープしたまま、楽な姿勢を取れます。

快適な座り心地で長時間のデスクワークも快適にこなせる、イチオシのオフィスチェアです。

コンパクト×PC作業におすすめ:Fitaチェア

メッシュ素材の背もたれを採用し、コンパクトながらゆったりとした座り心地のおしゃれなオフィスチェア「Fita」。小さなお部屋や狭い空間にぴったりです。

ロッキング機能は体重感知付きで、背にもたれたときに座面が前方にスライドするシートスライドロッキングを搭載。楽に後傾姿勢を取れるので、PC作業が多い方におすすめです。

従来に比べてロッキングしても後ろのスペースを大きく取らない構造のため、気兼ねなくロッキングを使用できるのも◎です。

コスパ抜群◎疲れにくいメッシュチェア:NEXIS/ネクシス M01

「NEXIS M01」は、ロッキング機能やランバーサポートが搭載されていながら16,940円(税込 ※2024年1月時点)というコストパフォーマンスが非常に高いオフィスチェア。

強弱の調整と初期位置での固定が可能なシンクロロッキング機能を搭載。通気性にすぐれ、熱がこもりにくいメッシュ素材の背もたれを使用し、クッション付きの可動式ランバーサポート付きで、腰をソフトにサポートします。

座り心地が良く、デスクワークが長時間になる方にもおすすめです。

ゆったりとした座り心地:NEXIS/ネクシス 616

背と座面のサイズに余裕があり、ゆったりと座れるシンプルなオフィスチェア「NEXIS 616」。背と連動して座面も後傾するシンクロロッキングを備えています。

ロッキングは強弱の調整および初期位置での固定ができ、好みに応じて使用できます。

ベスポジにセッティングできる高機能チェア:giroflex353

「giroflex353」は、人間工学に基づき、快適な座り心地を追求した、スタイリッシュなデザインのオフィスチェア。ロッキング機能はシンクロロッキングを搭載し、体重による自動調整にも強弱調整にも対応。誰が座っても最適のポジションにセッティング可能です。

後傾した状態での固定にも対応し、安定した状態でリラックス姿勢を取れます。

オフィスチェアのロッキング機能は、体にかかる負担を和らげるだけでなく、適切な姿勢を取れることで仕事の能率アップも期待できます。自分の好みにあわせて調整し、活用してみましょう。

ロッキング機能に関して、おうちガラージのスタッフが紹介したブログもあるので、気になる方はそちらもチェックしてみてください。

次回もお楽しみに!


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