文字を簡単に書いたり消したり、掲示に便利なホワイトボード。オフィスはもちろん、自宅でも便利に活用できます。
今回は、さまざまなサイズや形状、素材などが揃うホワイトボードのおすすめをご紹介。目的や使用場所にぴったりの1枚を選びましょう。あわせて、きれいに使い続けるためのお手入れ方法も解説します。
白だけじゃない!ホワイトボードに はどんな種類がある?
ホワイトボードには、さまざまな素材や形状のものがあります。
一般的に広く用いられている白いボードは、スチール製もしくはホーロー製。スチール製は安価で比較的軽量、ホーロー製は表面が硬く耐久性が高いことが特徴です。
また、デザインと筆記性を兼ね備えた、ガラス製のホワイトボードも登場しています。
形状は、大きく壁掛けタイプと脚付きタイプの2種類。サイズも、自宅で使いやすいコンパクトなサイズから、会議室で使うような大型までバリエーションが豊富です◎
ホワイトボードは、マーカーで文字を書いたり消したりできる”白い板”として誕生しましたが、近年ではカラー塗装されたものや、データ化に対応した進化系のボードなども登場。
そのため、色にとらわれずマーカーで筆記できるライティングボードを総称して、”ホワイトボード”と呼ぶことが多くなっています。
自宅にも使いやすい!壁掛けホワイトボード
壁掛けタイプのホワイトボードは、設置場所を取らないのがメリット。壁面を利用してすっきり設置できます。
インテリアを格上げ!おしゃれなガラス製ホワイトボード
ガラス製のホワイトボードは、カラー展開が豊富で、従来のホワイトボードのイメージを覆す、スタイリッシュな佇まい。自宅のインテリアにもスムーズに馴染みます。
機能面でも、書きやすく消しやすい、長く書いたままでも色残りしにくい、耐久性が高いなどのメリットがあります。
デンマーク発のガラス製ホワイトボード「チャットボード」は、黒や赤のようなビビッドカラーから、トレンドのくすみカラーまで展開。角型と丸形があり、自宅でも使いやすいサイズが揃っています。
ボードには枠がないので、複数枚を並べて1枚のように大きく使うことも可能。メッセージボードや備忘録のほか、子どものリビング学習などにも活用できます。
中には「毎日使うたびにハッピーな気持ちに。ホワイトボードは便利だけどマーカーの汚れが気になる。コロナ後のリモートワークの自室に設置。評判どおりきれいに使えるため見ていて嬉しくなる。」というユーザーも◎
従来のホワイトボード同様にマグネットが使えるので、ディスプレイボードとしてもおすすめです。
スタンダードな壁掛けホワイトボード
白い板面のスタンダードなホワイトボードは、サイズ展開が豊富。自宅からオフィスまでさまざまな用途に対応します。PLUSのホワイトボードPWK2シリーズは、スチール製のボード。
A3ほどのコンパクトサイズから大型ボードまでラインナップがあり、縦横どちらにも設置が可能です。
予定共有に便利なカレンダータイプのホワイトボードも
壁掛けホワイトボードには、カレンダーが印刷されているタイプも。スケジュールをメインに情報共有したい場合には、予定が見やすく整理できるので、とっても便利です。
オフィスはもちろん、自宅で家族のスケジュール管理をするのにもぴったり。予定が変わればすぐに消して書き直せるので、小さなカレンダーに書き込むよりも見やすくて、家族全員で簡単に予定をシェアできます。
PLUSのホワイトボードPWK2シリーズ(カレンダータイプ)は、2つのサイズ展開があるスチール製ボード。メモ欄もあるので、スケジュール以外の連絡も書き込めます。
”壁に貼る”シート型なら穴開け不要で壁掛け可能
簡単に壁にホワイトボードを設置したいなら、穴開け不要で平滑な壁さえあればOKのホワイトボードシートがおすすめ。接着剤を使わない吸着シートで、何度でも貼り直しが可能です。
フレームがないため、インテリアに自然に馴染むのも◎
必要なサイズにカッターやはさみでカットもできて、家具や冷蔵庫に貼ることも可能なので、欲しい場所に設置できます。
※布壁紙やコンクリート打ち出し面など、樹脂が密着できず吸盤作用が効かない場所には使えないので、壁や家具の素材をご確認ください。
大判・多機能タイプのホワイトボードはオフィスで大活躍
オフィスで大活躍間違いなしの、大判タイプや多機能タイプのホワイトボード。おすすめをご紹介します。
使う場所に置ける脚付きホワイトボード
ホワイトボードを壁掛けできる場所がない場合には、脚付きタイプがぴったり。移動ができるので、使いたい場所が一箇所ではない場合にもおすすめです。
サイズが選べるのはもちろん、裏返して2面使える両面タイプや、パーティションとして使えるタイプもあり、用途に合わせて選べます。
データ化に対応したホワイトボードも
議事録を簡単に残せる、データ化に対応したホワイトボードもあります。
ボードに書いたら、スマホの専用アプリを使って撮影するだけで、自動補正して保存できるタイプや、ボードに書いた内容が直接メモリーカードやパソコンに取り込めるタイプのホワイトボードなら、データ化も楽ちん。
わざわざ転記する手間が省けて、時間を有効に活用できます。
ホワイトボードの字が消えない!?きれいにする5 つのポイント
ホワイトボード用のマーカーの主成分は、顔料とアルコール。そして、樹脂(顔料をつなぐ接着剤の役目を担います)と、消しやすくさせるための剥離剤が含まれています。
ホワイトボードのお悩みとしてよくあるのが、長く使っていくうちに、だんだんと書き跡後が残ってしまい、消してもきれいにならない…というもの。
マーカーに含まれる成分などの特徴を踏まえて、ホワイトボードをきれいにするための方法をご紹介します。
①まずは水拭きを
イレーザーで消しても汚れが残ってしまう場合には、固く絞ったやわらかい布で水拭きをしましょう。その後、乾拭きして表面に水滴が残らないようにします。
イレーザーで消せない原因は、ホワイトボードに付いた傷にインクが入り込んでしまったり、付着していたホコリにインクが混ざり、乾燥してしまったりすること。
そのため、だいたいの汚れは水拭きできれいになります。
②水拭きで落ちない場合は専用クリーナで
水拭きしても落ちない場合には、ホワイトボード用のクリーナーや、ガラス用クリーナーを使います。
中性洗剤は、汚れは落とせても、含まれている界面活性剤がボードに残り、インクと混ざってイレーザーでは消えなくなってしまうのでNG。
ホワイトボードとクリーナーの注意書きをよく確認し、ボードの素材に合ったクリーナーを選ぶのがポイントです。
※クリーナがない場合の裏技!
マーカーが消えないのは、アルコールや剥離剤が揮発してしまって、ホワイトボードに固着していることが原因。
クリーナーをお持ちでない場合には、消えない部分にマーカーを塗り込んで、柔らかい布で拭き取ってみましょう。アルコールが新たに浸透するので、拭き取りやすくなります。
③イレーザーの汚れを確認!
汚れたイレーザーや、長く使っているイレーザーは交換しましょう。
お手入れせずに使っていたイレーザーは、インク汚れがイレーザーの表面に付着して固まっている可能性が…
本来の役割を果たさないばかりか、ボードに汚れが移ってしまったり、表面を傷つけてしまったりする場合もあるので、注意が必要です。
こまめに洗うか、定期的に新しいものに交換するようにしましょう。
④”消すタイミング”でホワイトボードをきれいに保とう
ホワイトボードをきれいに保つためには、書いた文字を消すタイミングが大切です。
書いてすぐはインクが十分に乾いていないため、消そうとすると逆にインクが広がってしまいます。
20~30秒くらい待って(インクに含まれるアルコールが揮発するのを待って)、乾いてから消しましょう。
また、書いてから24時間以上経ってしまうと、インクが落ちづらくなってしまいます。ホワイトボードをきれいに保つためには、書いた日のうちに消すように心がけましょう。
⑤マーカーの”粉”に要注意!
意外と気になるのが、マーカーの粉。
ホワイトボードのマーカーの主成分は顔料とアルコール。そして、顔料をつなぐ接着剤の役目を担う樹脂と、書いた文字をボードから簡単に剥離させるための剥離剤が含まれています。
ホワイトボードに文字を書いた後、アルコールは揮発して、顔料や剥離剤などがボード上に粉として残ります。そして、イレイザーなどで消す際に、床やトレーなどに粉が落ちてしまうのです。
マーカーの粉は、時間が経つとこびりついて取りづらくなってしまうので、こまめに拭き取ることが大切。
粉が出ないタイプのマーカーもあるので、粉落ちが気になる場合は検討してみましょう◎
ホワイトボードは、自宅でも使いやすい壁掛けタイプや、オフィスで活躍する大判タイプ、多機能タイプなど、バリエーションが豊富です。
どんな風に使いたいのか、どんな機能を求めているのかはもちろん、デザイン性にもこだわりたいところ。ぴったりのホワイトボードを見つけたら、きれいに保つコツも実践して、長く愛用してくださいね。
次回もお楽しみに!