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vol.92

ゲーミングルームのデスクはどう選ぶ?おしゃれ×快適に楽しむためのゲーム部屋作り

ゲーミングルームの中核となるデスク。

デスクは、快適なプレイ環境を支えるだけでなく、部屋の印象を決める重要なアイテムです。今回は、ゲーミングルームのデスクを選ぶ際のポイントや、デスク周りの環境作りについてプロが解説。おしゃれで快適にゲームを楽しめる環境を実現させましょう。

目次

ゲームを快適に楽しむにはデスクが重要

ゲーミング環境を整えるにあたって重要なのが、モニターやキーボードなどを置くデスク。

デスクは、ゲーム中の姿勢やプレイしやすさに大きく影響します。どんなに高性能なPCやモニターなどを揃えても、デスクの環境によってはゲームに集中できず、思うようなパフォーマンスを発揮できません。

ゲームを快適に楽しむために、ゲームに適したデスクを選びましょう。

ゲーミングルームのデスク選びで押さえておきたいポイント4つ

ゲーミングデスクに求められるスペックや、デスク選びの際に押さえておきたいポイントを4つご紹介します。

天板の広さ

ゲーミングデスクには、モニター、キーボード、マウスなどが十分に置け、余裕を持ってマウス操作ができるだけの幅と奥行が必要。環境によっては、PCやスピーカー、コントローラーなどを置くスペースも確保しなければなりません。

天板の幅は、設置するモニターが1枚なら100cm、複数枚数なら120cm以上がおすすめ。PC本体もデスク上に置く場合には、さらに20cm程度の余裕を持っておくと良いでしょう。

奥行は大きいほうがスペースを確保でき、大きな画面との距離も取りやすくなります。画面サイズや必要なスペースを考慮して、最低でも60cm以上がおすすめ。70~80cmあると使いやすいでしょう。

なお、ゲーム中の飲み物をデスクに置きたいという場合には、そのスペースも考慮が必要です。ただし、飲み物を倒すと大切な機器にかかり故障するおそれがあるため、こぼれないように対策をするか、別に置き場所を確保する必要があります。

天板の厚み・素材

デスクの天板は、薄いと重さがかかった際にたわんだり、揺れが起きやすくなります。安定してプレイをするためには、ある程度厚みのある天板を選びましょう。

モニターアームを取り付けたい場合には、薄すぎたり厚すぎたりする天板や、ガラス製の天板は適しません。天板がアームに対応しているかを確認しておきましょう。

天板の素材は、耐久性やお手入れのしやすさに影響します。汚れや傷に比較的強く、扱いやすいのはメラミン化粧板。木材なので手触りが良く、冬場に冷えにくい点でもゲーミングデスクに向いています。

耐荷重

ゲーミング用途では、複数の大きなモニターを設置する可能性があるため、耐荷重も重要。

デスクに十分な耐荷重があり、脚が安定した構造でないと、力がかかったときに横揺れが生じます。

特にゲームでは、急な立ち座りや大きなマウスの動きでぐらつくことがあります。耐荷重には余裕を持っておき、揺れに強い構造であることが大切です。

機能・拡張性

自分の使いやすい環境を構築するためには、機能性や拡張性も重要です。必要に応じてデスクの高さ調節機能や、拡張パーツの有無なども見ておきましょう。

ゲーミング環境ではデスクに置く機器が多く、煩雑になりがちです。ケーブル収納が付いていれば、見た目をすっきりと整えられるだけでなく、ホコリを防げ、清掃性・安全性もアップします。

また、デスクを拡張できるパーツがあれば、将来的に機器が増えたときにも対応可能です。

デスク周りの環境作りも大切

ゲーミングルームを作る際には、デスク選びとあわせて、デスク周りの環境作りも大切です。

体に合ったチェアを選ぶ

ゲームに長時間集中すると、どうしても体に負担がかかります。疲労を軽減するには、体に合った椅子を選ぶことが大切。ゲーミングには、体を預けられるハイバックタイプやヘッドレスト付きのチェアが選ばれることが多くなっていますが、自分に合うように調整できる機能があるかを確認しましょう。リクライニングの範囲やクッション性なども見ておきたいポイントです。

また、ゲーミング向けのチェアに限らず、正しい姿勢を維持できるエルゴノミクスチェアも選択肢。腰や肩にかかる負担を軽減でき、長時間のゲームでも疲れにくくなります。

デスクの安定性を確保する

デスクに十分な耐荷重があっても、重さが一点に集中すると揺れやすくなります。機器はバランスを考えて設置しましょう。

また、デスクの歪みやネジ類のゆるみも揺れの原因になります。設置時には組み立てを確実に行うことが大切です。設置後は定期的にネジのゆるみがないかを確認し、必要に応じて増し締めを行ってください。

デスク周りを整える

ゲームを快適に楽しむには、デスク周りの整理整頓も大切です。

視界がごちゃごちゃしていると気が散る原因となるため、デスク周りの周辺機器は収納を活用してすっきりとまとめましょう。

ゲームにはヘッドセットやマイク、カメラ、コントローラーなどさまざまな周辺機器を使うため、ものが溢れがちです。デスクトップラックやサイドラックなどを活用して、すっきり・取り出しやすく収納しましょう。

プレイ中の天板スペースを広く取るには、ワゴンやサイドテーブルが便利です。小物の一時置きや飲み物置き場としても役立ちます。デスクに飲み物を置きたい場合には、倒さないためにドリンクホルダーを利用すると良いでしょう。

また、PCに熱がこもると動作が低下するため、排熱や冷却を考慮して設置しましょう。ホコリが溜まらないようにするため、掃除がしやすいPC用ワゴンや専用のラックを利用するのがおすすめ。机の下のスペースを有効に活用できます。

配線管理も大切です。ごちゃごちゃしていると見た目が悪いだけでなく、ホコリが溜まり火災のリスクも生じます。配線カバーやケーブルトレーなどを使って整理しましょう。

Garage流おしゃれなゲーミング部屋のポイントと使用アイテム

PCヘビーユーザーから愛用されている、スタイリッシュで頑丈なスチール脚デスクFantoni GTをメインに、ゲーミングルームをコーディネート。天板サイズは、180cm×80cmをチョイス。モニター2台とPC本体、スピーカーなどの音響機器を載せられる広々としたサイズで、快適にゲームを楽しめます。

PC本体をデスクトップに乗せる場合、10㎏ほどの重さがかかります。モニターや周辺機器などを含めると、20㎏程度になることも。一般的なデスクは耐荷重20㎏程度ですが、Fantoni GTなら耐荷重は80㎏(等分布)なので、安定感はけた違いです。また、天板裏にレールがある構造なので、横揺れに強いことが特徴。画像のように脚の上の位置に重さのあるPCを設置すると、安定感がより高まります。

デスクの両サイドには、有孔ボードをセット。左側にはキーボード、右側にはヘッドフォンをディスプレイしながらおしゃれに収納しています。

ごちゃごちゃしがちなケーブル類は、ワイヤーケーブルトレーで目立たなく収納。PC本体をデスクに乗せても、机上をすっきりとまとめることができます。

今回、テーマカラーはモノトーンで構成し、ライトで濃いブルーを意識してゲーミングルームを作ってみました。人気のピンクや水色にしたいなら、色味のある小物や照明を取り入れて演出しましょう。

快適な環境作りにはゲーム時の姿勢も重要

プレイのパフォーマンスを上げるには、ゲーム時の姿勢を考慮した環境作りも重要です。

ゲームの種類により、プレイに向く姿勢は異なります。

もちろん、プレイする人の好みもありますが、一般的にはFPSやTPSといったシューティング系や格闘ゲームなどの集中が必要なゲームでは、前傾姿勢を取るほうがモニターが近くなり、プレイしやすいとされます。

一方、MMOやRPGなど画面の情報量が多いゲームでは、後傾姿勢のほうが全体を把握しやすくなります。また、背もたれに体を預けてリラックスできるため、じっくりと考えるプレイにも向いています。

快適にゲームを楽しむには、自分の取る姿勢に応じて、デスクとチェアの距離を調整し、モニターと目の距離や高さを適切に保つことが大切です。肩や手が動かしやすいかどうかも、プレイの精度や疲労度に影響します。

細かな調整をしたい場合や大きく後傾姿勢を取りたい場合には、画面の位置や距離を柔軟に変えられるモニターアームの利用がおすすめです。

ゲーミングルームの鍵となるデスク。快適にゲームを楽しめるように、天板サイズや耐荷重、機能性など、ゲーミングに合ったおしゃれなデスクを選んで、こだわりのゲーミングルームを作りましょう!

次回もお楽しみに!

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