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vol.96

ランバーサポートで正しい着座姿勢を!位置の調整方法も解説

骨盤(仙骨)を支えることで背骨のS字カーブをキープし、正しい着座姿勢へ導くランバーサポート。うまく活用できていますか?

ランバーサポートは、適切な位置にセッティングすることが大切です。

今回は、ランバーサポートの働きや位置の調整方法を解説。Garage(ガラージ)おすすめのランバーサポート搭載のチェアもご紹介します。

目次

ランバーサポートとは?

ランバーサポートは、背もたれに固定して使う着座姿勢をサポートする機能。正しい姿勢を維持しやすくなるため、疲労対策や腰痛対策に有効です。

ランバーとは腰椎のことですが、腰を直接支えるものではありません。仙骨部分に当てて骨盤を支える(=骨盤を立たせる)ことで、腰部分のS字カーブを保ちます。

ランバーサポートには、スライド型や背もたれ一体型のように、椅子に備わったものと、クッション型のように後付けできるものがあります。

クッション型は使用中に位置がずれてしまうことがあるため、椅子に備わったものがおすすめ。オプションとして、ランバーサポートを追加できるオフィスチェアもあります。

ランバーサポートの働き

椅子に座ったとき、背骨は頸椎が前弯、胸椎が後弯、腰椎が前弯した、ゆるやかなS字カーブを描くのが正しい姿勢。ランバーサポートは骨盤を立て、S字カーブが崩れるのを防ぎます。

座りはじめは正しい姿勢を取れていても、長時間座っているうちに姿勢が崩れることは少なくありません。

骨盤が前に倒れると、胸や肩が前に倒れるのを防ごうとして反り腰に、後ろに倒れると、頭が前に出て猫背になり、首や肩に負担がかかります。いずれも腰痛や肩こりなどのトラブルを引き起こすため、ランバーサポートで正しい着座姿勢を取ることが大切です。

ランバーサポートを正しい位置に調整する方法

ランバーサポートは、正しい位置にセッティングしてはじめて効果が得られるもの。位置が合っていないと、骨盤を支えることができず、かえって腰が痛くなったりします。以下の手順で、自分に合う位置に調整しましょう。

1.椅子に深く腰掛ける

ランバーサポートは、椅子に座った状態で調整します。椅子に深く腰掛け、座面の高さを足全体が床に付く高さに調整しましょう。

2.坐骨の位置を確認し、骨盤を立てる

姿勢を前傾に倒し、坐骨の位置を確認して骨盤を立てます。

骨盤が立っている状態とは、骨盤の高さが水平で、上前腸骨棘と恥骨を結ぶ線が地面に垂直、左右の坐骨へ均等に体重が乗っている状態です。

骨盤が立っていないと、S字カーブが生まれません。

3.姿勢を保てる位置に調整する

骨盤が立っている状態を保てるように、ランバーサポートの位置を調整します。

ランバーサポートは、第3腰椎を意識して、腰椎の自然なカーブに沿う位置に調整します。まず一番下に設定し、少しずつ上にあげていき、ぴったりな場所を見つけましょう。

背中は軽くもたれかかる程度で、背筋を伸ばしたときに自然なサポート感があればOKです。

なお、ランバーサポートを腰の部分に当てると、腰が伸びてマッサージのような気持ち良さがありますが、筋肉が姿勢を支えている状態になり、逆に腰に負担がかかります。間違った使い方なので、注意してください。

Garageおすすめ!ランバーサポート搭載のオフィスチェア4選

骨盤を立てて正しい着座姿勢をサポートする、ランバーサポート搭載のオフィスチェア。Garageおすすめのチェアをピックアップしてご紹介します。

Steelcase Series1:あらゆる姿勢に追従しサポート

ワークチェアに求められる要素をすべて網羅した、スチールケース(Steelcase)のオフィスチェア。調節可能なランバーサポートを搭載し、背もたれには姿勢に追従するフレクサー機構を内蔵。腰椎周辺を継続的にサポートします。

Garageでは独自配色のセレクトカラーも展開。インテリアイメージに合ったチェアを選べます。

Ergohuman Pro2:独立型ランバーサポートを搭載

アルミポリッシュフレーム×メッシュが印象的な、エルゴヒューマンのチェア。従来の背もたれ一体型ではなく、体格・姿勢に応じて自動でポジションが調節される、独立型ランバーサポートを搭載。ランバーサポート部の硬さ調節が可能で、体重をバランス良く分散し、確実に腰部をサポートします。

Keilhauer Chair Jr:ユニークな背もたれのエルゴノミクスチェア

人間工学に基づいた、独特な3次元形状の背もたれが特徴的なキールハワーのチェア。幅広のランバーサポートとともに、体の軸である腰回りと背骨をしっかり支えます。

座るだけで軽く胸が開いた、体への負担が少ない姿勢を取れるのがポイント。それでいて上半身の動きは妨げず、デスクワーク中のさまざまな動きに対応します。

BeneS:ランバーサポートをさらに進化

「良い姿勢を楽に保つことができれば、体への負担を軽減できる」というコンセプトから誕生したチェア。ランバーサポートをさらに進化させた三次元フィット形状の背もたれと、着座した際に坐骨周辺が沈み込む「坐骨ポケット」で、骨盤が立つ正しい姿勢に誘導します。

ランバーサポートはいらないケースもある?

ランバーサポートはいらないという人もいますが、ランバーサポートは着座姿勢をサポートする機能なので、基本的にはあったほうが良いものです。デスクワークが長時間になる人や腰痛がある人には、ランバーサポートがあると楽に姿勢を維持できます。一方、立ち座りの多い環境では、必要性を感じるシーンは少ないかもしれません。

なお、ランバーサポートが付いていないからといって、正しい着座姿勢を取りにくくなるわけではありません。ランバーサポート以外でS字カーブをサポートする機能を持つチェアもあるため、機能性をチェックしましょう。

ランバーサポートを使用すれば、楽に座れるだけではありません。背骨のS字カーブをキープすることによって腰への負担を軽減し、疲れや腰痛を予防できます。今までランバーサポートを何となく使っていた方や、あまり効果を感じられなかった方は、自分に合った位置に調整してみてくださいね。

次回もお楽しみに!

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