先日、お客様から「Fantoniって水濡れに弱いの?」とお問い合わせをいただきました。
作業しながらコーヒーを飲んだりは私もやってしまいます。私が普段使用しているデスクは無垢板のデスクなのでFantoniのデスクとは素材が違うのですが、飲み物をこぼしてしまったら・・・と思うと、怖いですよね。でも、水濡れしたら終わり!というわけではないんですよ。今回は皆さんに安心して長く使っていただけるようにメラミン化粧板が水濡れしてしまった時の対処法についてお話しさせていただきます。
・そもそもメラミン化粧板ってどんな素材・・・?
難しいお話をします。液体樹脂を含侵させた化粧紙とフェノール樹脂を含侵させたクラスト紙を積層し、さらに表面にメラミン樹脂を含む塗料を主成分とした液体を塗り、それを高温で焼き付け硬化させた仕上げ用パネル材がメラミン化粧板の正体
つまり見た目をきれいに!そして使いやすさも高めた素材!というわけです。そして水濡れに弱いという噂…実はそんなことないんですよ!メラミン化粧板の耐水性は高め!なんですが、耐水と防水はまったくの別物。表面が水に強くても切断面や継ぎ目から水分が入ると基材の合板やMDFが水分を吸って膨らむ可能性があります。そりゃそうです、中は木材だもの。
実は私、前職がアパレル(アウトドアブランド)なのですがここで少しお洋服のお話をしますね。例えば防水素材で有名なゴアテックス。大体3層または2.5層になっていて表生地である程度の水分を弾き(撥水)、2層目のフィルム状の防水素材(ゴアテックス)が完全に水をせき止め、裏地があるという作りになっています。ゴアテックスは水分粒子より細かい穴が無数に空いていてウェアの中の蒸気は通すため蒸れにくいというわけです。
一方、耐水は役割としては水圧に耐えて水分の侵入を防ぐことなのですが、その防御力が100じゃない。しばらくは水分の侵入に耐えてくれるけどずっとじゃないよ、ということです。ということは、もう皆さんお分かりだと思いますが、長く使うためには濡れたらすぐに拭き取ること!
もし、水濡れを発見するのが遅れてしまったとしてもまず乾かして被害の拡大を防ぐのが最優先。水分をすぐに拭きとり(継ぎ目、端、角は重点的に!配線穴まわりもしっかりと!)、風通りを確保してい自然乾燥させてください。この時、急いでドライヤーなどで熱風を当てるのは絶対NGです!
・もし、水分を含んで膨らんでしまったら…
まずはデスクのどの部分が膨らんでしまったかチェック!
①表面がポコっと浮いた・膨らんだ
水分がメラミン化粧板と基材の間に入り、接着が弱くなって浮いている可能性があります。
- 完全に乾燥させる
- 浮いた部分を無理に剥がさない
- 軽度なら、メーカー指定の方法で再接着できる場合アリ
- DIYで瞬間接着剤などを流し込むのはおすすめできません
②天板の端がモコっと膨らんだ
基材そのものが膨張している可能性が高いです。この場合、乾燥させれば水分は抜けて元に戻るとは限りません。削って平らにする・パテで埋めるなど補修作業が必要になることも…。
デスクでは必ずコースターを使う・お食事をとられる場合はデスクマットや撥水・耐水性のある素材のランチョンマットを使うことをお勧めします。せっかく選んでいただいたデスク、長く使うためにいざという時の正しい対処法を知っておくと安心ですね!