vol.5 「ウィズコロナ」時代 どう変わる?対策などこれからのオフィスとは

コラム005

緊急事態宣言が解除されて、新しいウイルスとどう暮らしていくかという「ウィズコロナ」のフェーズに入っています。
皆さんのオフィスでは「新型コロナウイルス対策」をどのように行っていますか?また、働き方はどう変わりましたか?

今回はGarage(ガラージ)より今すぐ導入できるオフィスの「新型コロナウイルス対策」についてご紹介。
ソーシャルディスタンスを確保する方法や「3つの密」をどう避けるか、
いま必要なパーテーション・衝立などのおすすめアイテムもピックアップしました。

01.新型コロナウイルスの影響で働き方はどう変わった?

テレワークの普及と生活様式の変化

新型コロナウイルスの影響で、まず大きく変わったことは急速にテレワークが普及したことでしょう。
Garageでも、東京都に緊急事態宣言が出た4月上旬から5月末までは全スタッフが在宅勤務を行っていました。
宣言が解除された6月以降は、出社率50%を目安に、テレワークが可能なスタッフは週1~2回の出社として在宅勤務を併用しています。

全国的に緊急事態宣言が解除され、東京都でも自粛要請が段階を踏みながら緩和されていく中で、コロナのように現状ワクチンが開発されていないウイルスに対しては、第2波、第3波を起こさないため新しい生活様式が求められています。
個々人としては手洗い・うがい・消毒の徹底、3密となるような場所への外出を避けることなど、ウイルスとともに生きているという意識を持つことが重要です。

このウイルスと共に生きていく「ウィズコロナ(withコロナ)」期間は、オフィスでもどう対策をするかが重要。ウイルスが収束して「アフターコロナ(after コロナ=コロナ後)」と言えるフェーズに入るまで、オフィスはどう変化していくのか、一緒に考えていきましょう。

ウィズコロナ期間の今、オフィスに必要なこと

Garageの運営会社であるプラス株式会社としては、ウィズコロナのフェーズでは「感染リスクの回避」のため、オフィスの改善と、テレワークを含め「柔軟な働き方の選択肢」をもてること、アフターコロナのフェーズではその変化に対応し「新しい働き方を継続できる環境の整備」が重要であると考えています。

(PFC:プラスファニチャーカンパニー)

オフィスは3密になりやすく、室内の換気が場所によっては簡単に対応できない場合もあります。
オフィスに人が戻りつつある今、企業にとっては新型コロナウイルスに対してどう対策を行っていくかが課題といえるでしょう。
Garageでは、今すぐ行える対応策として、空間づくりへのアドバイスや社員一人ひとりができる行動について、ご紹介したいと思います!

02.対策① オフィスでも「ソーシャルディスタンス」を意識

オフィス内でのソーシャルディスタンスについて

まず大事な点は「オフィス内でのソーシャルディスタンス」を確保することです。
新型コロナウイルス対策におけるソーシャルディスタンス(Social distance)は、人と人との間隔を、できるだけ2m(最低1m)あけることが厚生労働省からも推奨されています。
そこで、オフィスにおいても社員同士の距離は2m(最低1m)を確保しましょう。

【アイデア例】
・出社人数を制限。オフィス出社と在宅勤務を組み合わせた「交代制」にする
・オフィス内の座席を千鳥配置にする(横は一席飛ばす。非対面になるよう配置)
・パーテーションや衝立を置く。空間を物理的に遮断・遮蔽する など

方法としては、出社人数を減らすことがひとつの手段ですね。
座席のレイアウト替えや、パーテーションを設置することもソーシャルディスタンスの確保になります。

パーテーションについては、Garageの「パネルAP」シリーズがおすすめ。
横縞模様入りの透明パネルで像はぼやけますが、光は遮ることなく空間を間仕切れます。
レイアウト次第ではオープンにもセミクローズにもできます。

03.対策② どうしても避けられない「密集・密接」への対応

2mの距離を確保できないときの対策

コールセンターなどのように、業務やインフラ上の都合で、どうしても「密集・密接を避けることが難しい」「間引き出社もできない」というケースもありますよね。
また、オフィスの面積上、パーテーションを置くほどの広さが取れないところもあるでしょう。
このような場合、業務中の飛沫対策については、簡単に設置できる「デスクトップパネル」がおすすめです。

デスクトップパネルを使うメリット

デスクトップパネルは、デスク上に置くだけで対面との間仕切りができます。
もともとは視線を遮ることや集中スペースの確保に使うことが主でしたが、新型コロナウイルス対策としては、デスクの前方・左右を仕切ることで飛沫防止につながります。

理化学研究所が2020年6月に公開したレポートによると、オフィスにおいてもパーテーションを活用したリスク低減対策が提案されています。
4人席のデスクでは、パーテーションの高さによって飛沫の広がり方が変わることがシミュレーションされており、高さ140cm以上あれば飛沫感染のリスクを下げられるという結果が出ています。

04.対策③「換気」や「ソロワーク」を推奨

オフィスでもこまめな換気を

窓やドアを業務に支障のない範囲で開け、こまめな換気を意識することも重要です。
Garageでも人が密集してしまう会議では意識的に換気を取り入れています。1時間に2回、数分の換気を行いましょう。窓が複数箇所ある場合、2方向の窓を開けると尚良いです(うち1カ所が入り口のドアでもOK)。

【Garageスタッフがオフィスで行っている対策】
・窓のある会議室で、窓を開けて会議をする
・ドアを開けて会議をする
・サーキュレーターを作動させる

オフィスには換気設備がありますので、基本的には機械が空気を入れ替えてくれます。
ただし、会議室など人が密集しやすいスペースは、空気がこもりやすいので上記のような対策を意識することが重要です。
窓やドアを開けたり、サーキュレーターを使ったり、意識的に換気を行ってみてください。

出社後もソロワークを意識しよう

オフィスに出社するときは、ソロワークを意識することも新型コロナウイルス対策になります。
たとえば自席やフリースペースを使うときも、できる範囲で、他の人とは距離をとることが大切です。

社内でのソロワーク推奨には、便利なオプションを備えたフリーアドレスデスクがおすすめ。
「ダイニングワークテーブル」はデスクトップパネル対応、「MRフリースタイルデスク」はトップラックのオプションを追加することで自然と対面との境界線を意識できます。

新型コロナウイルスの影響で、オフィスに求められる空間のニーズも大きく変わりました。
「ウィズコロナ」時代の働き方は、ソーシャルディスタンスの確保や飛沫対策など、新しい生活様式を取り入れたワークスタイルがテーマとなるでしょう。

Garageでは、安心で快適なオフィスを考えながら、これからも「はたらくをたのしく」を実現できるように、皆さんにとってワクワクする仕事場をサポートしたいと思っています。
ぜひ今回ご紹介したアイデアや事例も、参考にしてみてくださいね。

次回の更新もお楽しみに!

【参考サイト】
新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」を公表しました(新型コロナウイルス感染症)|厚生労働省 / 2020年6月17日 記者勉強会 発表資料 | 理化学研究所 計算科学研究センター(R-CCS) /「密閉」「密集」「密接」しない! | 首相官邸ホームページ