vol.16 在宅勤務でより快適な「はたらく」場をつくるには?事例で詳しく紹介
テレワークをきっかけにデスクやチェアを購入したり、自宅に新しく仕事スペースを設けた方も多いと思います。
いま、ご自宅の仕事場に満足していますか?「満足していない」と思った方も、ちょっとした工夫で今よりも快適な空間にできるかもしれません。
今回は、皆さんの仕事場をより快適な「はたらく場」にしていただくためのポイントや事例をお届け。
在宅勤務を行っているGarage(ガラージ)スタッフが行った工夫・改善したこともご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください!
01. あなたの自宅の仕事場は快適?
テレワークが一時的な働き方から定常化しつつあることで、2020年4月の緊急事態宣言時に取り急ぎ揃えたデスクやチェアを見直したい、在宅勤務がしやすいレイアウトに変えたい、という方もいるのではないでしょうか。
しかし実際には、「どうやって在宅勤務の環境を整えればいいのかわからない」という方も多いと思います。
2020年12月にGarageが在宅勤務についてのウェビナーを実施した際の視聴者アンケートでは、「在宅での仕事はやりやすいと思いますか?」という質問に対し「はい」が7割、「いいえ」が3割(12月1日11:00回より)という結果が出ました。「在宅勤務はやりづらい」と感じている方が少なくないことがわかりますね。
そのやりづらさがもし自宅の仕事場環境にあるのなら、ちょっとした改善でぐっとやりやすくなるかもしれません。
今回は、自宅をより快適な仕事場にしていただくためのポイントを6つのフェーズでお伝えします。Garageおすすめアイテムもご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
02. ポイント① 自分のための「居心地」をつくる
自分の部屋がある場合
自室に自分の好きなものや趣味のものを置くことで、雑多ながらも落ち着く空間をつくることができます。
Garageスタッフも、趣味のサーフボードをデスク横に飾って自分好みのスペースにしたり、本に囲まれた書斎でバランスボールを置いたり好きな匂いを香らせたり、自分だけの居心地を作る工夫を加えています。
自分の部屋がなくても自分だけのスペースを作る
自室がない場合は、空間の一角に「自分の好きなもので固める」スペースを作るのがコツ。ピアノやカメラ、自転車などお気に入りのアイテムが視界にあることで自分だけのスペース感を生み出せ、居心地の良い空間に変わります。
03. ポイント② 「ふるまい」で空間を変える
使うときだけセットする
PCやモニターなど仕事の時だけセッティングしている方も多いのではないでしょうか。Garageスタッフの1人は 「仕事が終わったら、目立たない場所に片付ける。休日は納戸にしまって隠す」というアイデアで、メリハリをつけています。
他にも、部屋が広い場合にはダイニングチェアを1脚移動させて、そこに収納スペースをつくったり、チェアは動かさずチェア下を収納場所として利用するという工夫もあります。
すでにローテーブルがあるワンルームであれば、仕事用のサイドテーブルを新たに導入するのもおすすめ。業務が終わって邪魔にならない位置へ片付けることで仕事のオン・オフの切り替えにもなります。
毎日のルーティンに飽きない工夫
(使用デスク:写真左 fantoni GX)
4本脚やロの字脚など、どの方向からも着席できるタイプのデスクを使用して、気分で座る方向を変えるというのもひとつの手です。ハイテーブルを使っているGarageスタッフは、時々立って作業することで気分を変えているそう。立ったり座ったり体の位置(体位)を変えることで、フィジカル的にもリラックスしやすくなります。
04. ポイント③ 仕事スイッチを入れる仕掛けをつくる
(使用デスク:写真左 D2デスク)
PCを常設できる場所を探す
部屋のコーナー(角)や隙間を利用してデスクを常設してみましょう。仕事する場が常にあることで、チェアに座るだけでスイッチが入りやすく、自然とやる気もアップします。もしコーナーを使える場合は在宅勤務中に目に入ってくる情報量を減らすことができ、集中しやすいデスク環境に。固定の仕事場をつくることが目的なので、隙間をみつけて設置するのも◎
書類を広げて作業する方は、L字天板のデスクがおすすめ。机上を広々と使えることがメリットで、リモートワーク中の生産性もグッと上がります。
(使用アイテム:写真左から 段ボールパネル 机上タイプ、パーティションタイプ)
空間を仕切る
デスク上にパネルを置いたり、デスクまわりにパーテーションを置いたり、間取りを選ばずに実践しやすい「仕切り」。部屋のコーナーで仕事をしているような集中効果を得られます。
また、「仕切り」を設置している間は仕事中であることを知らせるアイテムとしても使えるため、家族に「今は仕事中です」とさりげなくアピールして適度な距離を保ちながら、同じ空間で過ごすことが可能に。
05. ポイント④ 部屋を「効率的」に使用する
垂直方向を活かす
机上棚やアンダーラックを設置することで、限られたスペースを有効活用できるようになります。デスク下に置くプリンターワゴンやPCワゴン、フレームの厚み分(+6.5cm)でデスクを囲むように設置できるフレームラックOSなど、垂直方向のスペースを活用することで、デスクまわりに収納を増やすことができます。
増えた収納スペースには、置くだけタイプのグリーンや趣味のものを飾ったり、ディスプレイラックとして活用するのもおすすめです。
06. ポイント⑤ 自宅だからこそ「きれい」にまとめる
意外と気になるデスク周りの配線
在宅勤務でよく聞かれるのが「配線がごちゃごちゃなのが気になる」という声。オフィスではそこまで気にならなくても、自宅ではきれいに収納したくなるものですね。
Garageでも配線収納アイテムの人気が高まっています。ワイヤーケーブルトレーは配線をまとめて整理でき、Web会議に使うイヤホンやヘッドホンをかけることもできて便利です。
(使用チェア:写真左から Series1チェア Garage セレクトカラー、LUZチェア)
オフィスとは違いインテリア性が欲しい
在宅勤務用で使用するチェアは、インテリア性の高いものにしたいですよね。カラフルな配色、シックな素材など、お部屋のイメージにあわせて選んでみましょう。
「自宅にキャスタータイプはちょっと・・」という方には、4脚タイプでクッション性のある座面のチェアがおすすめ。LUZ チェアはファブリック素材の座面と天然木脚の組み合わせで、ホームインテリアにも馴染みやすくおしゃれなデザインです。
07. ポイント⑥ 疲れるようであれば「変える」
自宅ではオフィスのように会議やコピーなど移動する作業が少なく、長時間同じ姿勢で過ごしたり、運動不足になりがちです。積極的に体位や家具を変えてみることで体の負担が減るだけでなく気分転換にもなり、生産性も上がります。
(使用チェア:写真中央から GN04 チェア、NEXIS C04 チェア)
Garageスタッフの中にも、木製の椅子を使用し「長時間座ると、夕方にはお尻が痛くなってしまう」と悩む人が。足まわりがコンパクトなGN04チェアに変え、快適に仕事ができるようになりました。キャスターでフローリングが傷まないよう、チェアマットも使っています。
自宅にあったチェアを取り急ぎ使用していたスタッフも体への負担を感じNEXIS C04 チェアを購入。「背がカーブになっていて、もたれやすい」とチェアの性能のほか、「冬になって足元が寒いのでブランケットを背面に掛けられて便利」とデザイン面にも満足しているようです。
今回は在宅における、より快適な「はたらく」場づくりのポイントをご紹介しました。
Garageスタッフの事例からも「ワークスペースに必要なものを取り入れる」「デスクやチェアの位置を工夫する」「体のポジションや動かし方を変える」など、様々な改善ポイントをお伝えできたのではないでしょうか。
ぜひ一度、皆さんもご自宅の仕事場を見直してみてくださいね。
デスクの選び方、チェアの選び方、集中空間づくりのポイントについての記事も参考にしてみてください。
次回の更新もお楽しみに!